華やかな街

私は冬が好きだ。

なぜなら寒いと汗をかかないし、空気が透き通った感じがして、からだの調子が良くなる。

過酷な環境では容易に行動できないから、寒くなれば基本的に街を徘徊する変な輩は姿を減らす。

山に目を転じれば木々は冬のいで立ちで、真に訪問する意思のある者しか招き入れないかの如く。

雪が積もれば、更に限られたものしか足を踏み入れることはできなくなる。

そんな冬、みんながこぞって街に繰り出す12月のある時期がやってきた。