聖地の麓を探検
18歳から通う聖地(峠)。
山頂は、街並みを見下ろすことができる眺望が良い公園となっている。
18歳当時は思春期を過ぎたころで、いろいろと下らないことに一喜一憂する繊細な年ごろだった。
車という自由になれる道具を得て、暗闇の中、自分の手でここへ辿り着き峠を楽しみ、山頂では都会の喧騒から離れられて、心が落ち着く気がした。
ここにはよく悪友と来ていた。
私は、山頂から下界を見てこう言った。
「大きな街が見える。この街の中にいる自分たちはちっぽけな存在だ。」と。
すると、隣にいた悪友は、「(遠くに広がる街を手で掴むように)こんな街、ほら、俺の手のひらで掴めちゃうぜ。ちっぽけな存在は街の方だ。おれはビッグだ。」
……そんなような感じで意見が対立したことがある。
そんな下らない貴重な時間を過ごした20年近く前は、毎晩、EK9やGC8、AE86、FD3Sでここはごった返していた。追いかけっこをする彼らと鉢合って大変な目にあったことが何度もある。
そんな峠も、現代では静かになってしまったようだ。
これまでそんな峠(山)の麓には用事がなかったから、周辺を散策することはなかった。
冬の訪れを感じて聖地に誘われ向かいつつも、峠を登るほどの余裕がなかったため、麓を軽く散策してみた。








堤防沿いで一人の時間を楽しんだ後、
すこし車を山の方へ走らせてみると、廃プールがあった。





どうやら、廃校のようだ。






ススキが風になびいていた



