E90 320i(LCI) 雑感
車検整備の代車で同じE90のLCIモデル(後期型・320i)がやってきた。
5日間乗り回す機会があったので、感じたことをまとめておく。
ボンネット中央は膨らんでプレスラインが異なる。
なお前後期ともにキドニーグリルは6気筒以上はシルバーと色分けされている。
ウインカーはLED化された。
後期型では省略された。

N43B20A(2,000cc)
170ps/6,700rpm 21.4kgm/4,250rpm
N52B25A(2,500cc)
177ps/5,800rpm 23.5kgm/3,500-5,000rpm
後期型のエンジンは、4気筒・6気筒ともに直噴化されている。
N43は普通の4気筒で官能性は全くないが、日本車とは違い、数値以上のパワーを感じさせるかなり好印象なものだった(ディーラー曰く、走りは良くなったが、カーボン溜まるわインジェクター壊れるわで売りたくないモデルらしい)。
アイドル状態からのエンジン自体のレスポンスはなぜかダルく、N52ではアクセルペダルとエンジンが直結しているかの如く瞬時に反応を開始するのに対し、直噴化された影響で燃えカスが出ないような制御がされているのか?と勘繰りたくなる位にN43はつま先でアクセルを煽ってもどこかのミニバンのように遅れて反応した。
とはいえ、4気筒車は鼻先が軽く、後期型ということで電動パワステの味付けも相まって、前期型6気筒車の数段上を行くコーナリングマシンだった。サイドブレーキと左足ブレーキを活用すると面白いように曲がる。タイヤコストの掛かるMスポモデルは本当に要らないと思う。
(前後期ともACC付はベゼル部分が窪み、設定車速にLEDが点き、中央の液晶も巨大化する)
前期型のドアミラーはとても小さい。エクステリアデザイン的は纏まっているのかもしれないが、運転していると「小さすぎねぇか」と思うことが未だにある。おそらく評判も悪かったのだろう、後期型では上下方向に大きくなり、とても見やすくなっていた。

320iなのでウッドトリムはオプション。
Mスポモデルでもないので、標準装備のシルバー調のトリムが貼られていた。

最近の車のように、モニタがこれ見よがしにダッシュボードから張り出しているわけでもないので、全体に調和している。モニタの視認性も抜群にいい。

私の車では小物入れになっているところにコントローラーが鎮座している。
このコントローラーの位置が絶妙で、運転しながら操作しやすい。ダイヤルを回せばナビの縮尺が小刻みに変わり、クリック感も丁度いい。iDriveが欲しくなった。

ルート案内は全く賢くないが、シンプルで理解しやすい案内だった。
製造元はどこだろう?手持ちの古いクラリオン製ナビと似ているような気もする。

運転中でも目がくらみにくく、とても考えられて設計されている気がした。


が、おそらくコストダウンされている。
ハイビームに切り替えた場合、前期型では内側2灯のハイビームが点灯するとともに外側2灯も上向きになるが、後期型では外側2灯が上向きになるだけで、内側2灯はダミーとなり光らなくなっている。

後期 
前期
意匠が微妙に変わっている。
私の前期型では綺麗なものだが、たった6万キロの後期型はすでに剥がれが起きている。中古車サイトを見てみても後期型は結構な確率で剥がれているので、扱い方どうこうの話ではない気がする。

- パワステが電動になり、軽い操舵で運転が楽
- 直噴4気筒は元気モリモリ。走りは十分楽しめるが、官能性はゼロ
- (後期型の)iDriveは便利
- LEDを纏って煌びやかだが、乗り比べるとコストダウンも感じる
後期型はとても乗りやすい「普通の車」に進化していた。
ただ、乗り手が工夫して操る楽しみが減ってしまっているような感じもして、寂しく感じた。6気筒車だと印象も異なるのかもしれない。










