走り納め’25

高速道路に乗って走り納めを行った。

足湯は基本的に好きじゃないが、源泉かけ流しかつ貸し切り状態だったのでしっかり愉しんだ。

いよいよ年越し。

今の生活には当然満足しているけれど、未だに人生の半分以上を九州にある祖父母宅で親戚連中みんな集まって年越しをしていた、その頃の感覚をこの時期になると思い出す。

祖父母の家は西にある九州山地からなかなかの凛とした寒さが運ばれてくる田んぼの真ん中にあって、平屋2棟に跨る部屋たちはいつも石油ファンヒータで暖められていた。私は灯油を入れて温風が出るというギミック=ファンヒータが好きだったので率先して給油係を担った。灯油の入ったポリタンクは隣接する小屋にあって、そこはかなり寒かった。

小屋には生簀もあって、じいちゃんが川からとってくるウナギがいた。おかわり用の瓶ビールがたくさん入った冷蔵庫に餅つき用の杵や臼もあった。突き刺すような寒さの中に灯油のにおい、にぎやかな空間、新年を迎えるそんな感じが懐かしい。お墓参りもそろそろしてあげたいと思う。

…と、懐古の情に浸ってしまうが、立派に育ちだした息子には節目ごと、記憶に残る楽しい思い出を刻んであげたいと思っている。

そんな息子は2歳半を過ぎコミュニケーション能力が飛躍的に向上している。親がそうだからか、車に電車、飛行機、ヘリコプター、船が好きなようだ。街を走る車たちを見て、「ビーエム」「ベンツ」、「デリカ」その他固有の車両名を言い、識別できるようになってきた。(彼の名誉のために付け加えると、おままごともぬいぐるみも動物園も水族館もちゃんと好き)